薄毛・白髪について悩みを持っている方は、男女問わず多いようです。白髪と薄毛については、どちらか一方にしかならないと思い込んでいる人もいます。しかし、白髪でも薄毛になる場合や、薄毛でも白髪になる場合はあります。1本の髪は、頭皮内にある毛乳頭で栄養分を蓄えています。毛乳頭を取り囲んでいる毛母細胞は、毛乳頭から栄養分をもらい、細胞分裂をしながら髪を作っているのです。もともと毛母細胞がつくる髪は白髪で、髪がつくられる過程で、色素細胞が作ったメラニン色素が髪に取り込まれて黒髪になります。白髪は、色素細胞の働きが弱くなり、メラニン色素を作り出せなかったため出来るのです。また髪が抜けるときに、色素細胞まで髪と一緒になくなると、発毛する時の髪は白髪になります。頭皮が健康な場合は、発毛するときに、色素細胞も再び現れるため、黒髪が生えますが、加齢や睡眠不足、食生活の悪化、過度のストレスなどが重なって頭皮環境が悪くなると、薄毛や脱毛が進むのと同様、白髪になる確率も上がります。白髪や薄毛も放っておくと進行します。薄毛や白髪対策には、定期的に頭皮ケアを行い、規則正しい生活や食事を心がけましょう。
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