薄毛症とは、髪の毛が細くなったり、抜けたりして髪が薄くなり、頭皮が露出している状態をいいます。髪の生え際や頭頂部の髪が薄くなり、進行していく男性型脱毛症・AGAや、髪の毛が円形状に抜けていく円形脱毛症といった「脱毛症」とは異なります。薄毛症は、中高年の男性の悩みというイメージがありますが、20代の若い男性や、女性にも薄毛で悩む人は年々増加しています。男性の薄毛症は「食事や生活習慣」、「ストレス」、「男性ホルモンの影響」、「遺伝」が4大原因と言われます。しかし父親や祖父が薄毛でも、必ず遺伝するわけではなく、その家系の生活習慣などが遺伝的要素として影響します。女性の薄毛症は主に「加齢」、「ホルモンバランスの変化」「ストレス」が原因です。薄毛症の対策は、男女ともに、髪をつくるタンパク質やビタミン、ミネラル豊富な栄養のバランスに優れた食事をとり、ストレスの少ない健康な生活をすること、自分の頭皮に合わせたシャンプーやリンスを使って常に頭皮と毛穴を清潔に保つことが大切です。また、自分の薄毛の原因を正確に把握するためにも症状にあわせて、皮膚科、精神科、内科、婦人科など、医療機関を受診しましょう。
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