発毛・育毛・対談
発毛・育毛・対談

髪に対して正しい知識をお届けするために、「髪ナビ!」では様々な企業や日本の毛髪研究に携わる医師や大学教授にお話を伺いました。

【ドクター】城西クリニック 院長 小林一広氏
大学病院勤務中には身体疾患で入院中の患者さんのメンタルヘルスを多く担当し、「どんな疾患も心身ともにフォローして行くべきである。」をモット−にして、現在は皮膚科、形成外科、内科の先生方と一緒に頭髪の加療を行っています。日本では数少ない頭髪精神医学のパイオニアである小林先生にお話をおうかがいしてきました。

医療法人社団ウェルエイジング 城西クリニックは発毛医療からメンタルヘルスケアまで、髪の悩みを抱える男性はもちろん、女性に対しても総合的な頭髪医療を提供しています。
城西クリニック 院長 小林一広氏
【インタビュアー】「髪ナビ!」プロデューサー/株式会社ペンシル社長 覚田義明
株式会社ペンシル社長 覚田義明 1989年 システムソフト社グループのエータイム社に入社。コンピュータ販売や印刷会社のシステムインテグレーション開発を経て、1993年 エクス・ツールス社に配属。1995年独立してペンシルを設立。インターネットコンサルティングを行い、数々のホームページを構築している。

2000人を診察・治療
●覚 田:
小林先生は、いつから頭髪専門クリニックをはじめられたのですか?
●小 林:
1999年7月にはじめました。
●覚 田:
では、開院からどのくらいの人を見られているのですか?
●小 林:
開院から3年が経過しましたが、これまでで約2000人の方を見てきました。
●覚 田:
その2000人というのは、どのような方が多いのですか?
●小 林:
男性型の脱毛症が約9割で、その内20〜30代の方が大部分ですが、最近では女性の方の来院も非常にふえています。ストレスによる抜け毛が非常に増えているように思います。


治療に関して
●覚 田:
自分の髪が抜けてきた・細くなってきて、理由がわかならいけどとりあえず育毛剤などを使用しようと思っている場合でも、先生の病院へ通うことで、原因や効果的な治療法などを診断してもらえるのでしょうか。
●小 林:
はい、診断することで、その人にあった治療の方向性が決まることもありますし、髪の治療以外にも他の疾患の加療も平行して行う必要性のある方も多く来院されてます。
●覚 田:
では、通常、治療の期間はどのくらいかかるものですか。
●小 林:
薬が効いてくるのが、個人によってそれぞれ違いますから、すぐ効果がでてくる人もいれば徐々に効いてくる方もいます。ですから、最低でも6ヵ月から1年ぐらいを大まかな目安にしてくださいと、患者さんには伝えています。
●覚 田:
改善されてきた場合には、薬の量を減らしたりするということはあるのですか?
●小 林:
城西クリニック 院長 小林一広氏 はい、ある程度改善されてくると、飲み薬はやめて塗り薬だけにしたりするケースもありますので、それに伴って治療費が減っている患者さんもおられます。
●覚 田:
そうすると、自分勝手に治療を始めたり薬を買う前に、まずは、頭髪専門のクリニックへ行き、相談したほうがよいということですね。
●小 林:
その方が、安心だと思いますね。


メンタルなケア
●覚 田:
先生のところへ髪の悩みで来られる方は、具体的にどのように悩んでいるのですか?
●小 林:
自分の髪が薄い・抜けてきているなどを心配するあまり、対人・異性関係など人とのコミュニケーションがとりにくくなってしまったり、前向きに生活できなくなったりする人など、髪の問題から社会生活全般の問題へと広範囲な悩みになってしまっています。
●覚 田:
そういう状態になると、ますます髪にはよくないですよね。
●小 林:
そうですね。精神的なストレスから髪の毛が抜けてしまうこともあると思いますので、ネガティブな考えは決してよくないと患者さんにも指導しています。
●覚 田:
治療においてメンタルな部分でも重要になってくるのでしょうか?
●小 林:
そうですね。かなり大きなウェイトを占めると思います。
●覚 田:
ということは、内服薬、塗り薬、それとプラス精神的なケアをすることが、髪にいいといういうことでしょうか?
●小 林:
一般の皮膚科外来では、そこまで時間的な余裕がないのも現状ですが、精神的なケアも平行して行うことも大切です。
●覚 田:
髪の悩みはなかなか相談できにくいかとは思いますが、通常、病院というとみなさん待合室で長い時間待っていますが、こちらの城西クリニックでは、どのようになっていますか?
●小 林:
基本的には完全予約制をとっていますので、長い待ち時間になるということはありません。
正しい情報をナビゲートする髪ナビ
●覚 田:
髪ナビについて
髪に悩んでいる人に正しい情報を提供することを目的とした「髪ナビ!」ですが、小林先生は、当サイトをご覧になりどのように思われましたか?
●小 林:
髪に関しては、個人で悩む人が多く、自分だけで何とかしようとする傾向があると思います。そして、インターネットなどでは色々な情報が簡単に収集できるというのは便利ですが、一方で情報が氾濫し、何が正しくて何が間違っているのかの判断が難しいと思います。そこで、髪ナビ!のように正しい情報を提供するサイトがあるというのは、治療をしている者としてはこころ強いですね。
●覚 田:
ありがとうございます。
●小 林:
こういった時代ですから、どの人に、どれくらいの治療・費用・期間などをかけることが適切であるかが明確にわかることが必要だと思いますので、正しい情報をきちんと伝えるということは非常に大切ですね。
●覚 田:
先生のクリニックをまだ知らない方がたくさんいると思いますので、髪ナビ!のQ&Aのコーナーで、ユーザーの質問に答えていただければありがたいのですが、協力していただけますでしょうか?
●小 林:
髪に関しては、医学的に解明されたものはまだまだごくわずかで、これからも新しいものが色々とでてきています。そのなかから最先端のものをみなさんに治療として提供したいと思いますし、できるだけの御協力は吝かではないと思っています。
●覚 田:
今日は、どうもありがとうございました。

発毛・育毛クリニック紹介
発毛育毛クリニック:城西クリニック